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平標山の報告

石井清一

 

今年の山行は色々なハプニング(予想外)が起こる。

4月の天狗山では、全員分の天狗の札を持参して、私達を待っている人がいた。

6月の金峰山では、開山式を見学する予定が参列させてもらえた。

7月の高川山では、雨で坂道が滑り、登れずロープを張った。

8月の北アルプスでは、行きの高速でバスのタイヤがパンクした。

9月の硫黄岳では、露天ブロでの混浴。

10月の平標山では、「小屋の予約日を誤っており、コースを変更して実施し、紅葉の始まった谷川連峰を見てきました。」と報告予定であったが、初日の三国山山頂手前45秒の平坦で、なんでもない所で転落事故が発生した。


三国山山頂へは縦走路から盲腸の様に1分程クマ笹の中の平らな道を歩くが、そこで靴紐が靴に引っかかり、熊笹の生い茂った斜面に転げ落ちた。

落ちる音を聞いた水上リーダーが飛び込む様に助けに向い。幸い木にぶつかる事も無く、さらに急坂になる手前で止まっていた。無傷の様なので、登り返すも熊笹で足が滑り、ロープで引き上げた。腕の肘に擦り傷と喜びと失笑(酒)だけで(?)すんだ。


 物事の発生には要因や予兆があるが、靴紐が緩んでいただけでなく、三国峠からは階段ばかり、さらに強い北風が吹いている中登ったが、盲腸路は平坦で風も無く、気の緩みもあったと思う。


 天狗の札も下見の時、梅沢さんから「札が山頂に置いてあり、早く着くと貰えるかも」と聞いていた。山頂に着いて最後の一個をゲットしたところに、清掃登山のパーティが登って来て、リーダーに活動のお礼や下見で来ている事を話していた。

 そのリーダーがハイキングコースの復活整備と札置きの仕掛け人で、置いておくとすぐ無くなってしまうので、知人に私達全員分の札を持たせて待たせていたのでした。

 私としては下見の時に拾った自転車の鍵を名札の自転車屋さんに届けたのを天狗が見ていて、粋な計らいをしてくれたのではと思う。


 開山式があるので小屋が一杯になるのでと、募集数の予約が取れず、開山式には多くの参列団体があり、私達は後ろからの見学をと思っていたが、式が始まるのに参列団体は私達だけ、小屋の人が呼びかけをしてもなかなか参列代表者が揃わず、私達から2人を出した。

 丹沢の山開きには10回以上参列、登山隊の隊長も何度も努めたが、他の山は初めで新鮮だった。


 高川山の下見では、下りの男坂が急で、フックスロープの実践的訓練予定地としていたが、通り雨で上りの急坂がツルツル滑り登れなくなってしまった。

 むすび山から高川山へのコースは比較的長く(1時間程度)、利用者少ない為か道が荒れておらず、足場(跡)が形成されておらず、急坂なのに階段もないので足かがり無く、木立もまばらで、道脇も滑り易く、フックスロープの実践的訓練をする事になってしまった。


 北アルプスに向かう中央高速の諏訪南ICの所で突然タイヤがパンクし、運転手の巧みな運転で、進入路に入り込んだ。お客様をガイドレールの外に出し、ロードパトロールの保護の中、変形したタイヤハウスの板を外し、タイヤを交換するのを待った。

 タイヤは新しく、横一文字にワイヤーが切断され、ゴム剥がれは3/4周しかなく、突然のバーストであった。


 昔、白馬の鑓温泉の露天ブロに入り、次は本沢温泉の露天ブロに入りたいと思っていた。

今年、本沢温泉の露天ブロに入るべく、登山教室を稲子湯から本沢温泉(泊)経由の硫黄岳に設定したが、日帰りの下見では時間がなく、本番でやっと入れたがそれも混浴であった。

 露天ブロに入りたいと言う気持ちが、女性陣の中に入り込む勇気を与えてくれたのでは。


 平標山の下見で平標山小屋の予約日が、次週の登山教室と同じ日になっていた事を知り、平身低頭謝罪する事に。定員25人の小屋に20人もの予約をとり、その日が間違っていましたなんて、気の短い人なら拳骨の一つも飛んで来る失態である。

 当然、10月の予約は取れず、急遽コース変更し、宿の確保する事になった。


三国峠⇒三国山⇒大源太⇒平標山小屋(泊)⇒平標山⇒仙ノ倉⇒平標山⇒平標山小屋⇒元橋を三国山から三国峠に戻り、バスで苗場のスキー民宿(泊)。そしてバスで、元橋に行き、平標山小屋経由で、平標山と仙ノ倉に登り、平標山小屋から元橋に戻るコースに変えて、猿ケ京温泉に立ち寄る


 宿は運転手用に用意した少し古びたスキー民宿で、昭和のノスタルジーを感じる雰囲気があり、若かりし頃スキーで遊んだ事を想い出した人もいたのでは

 人情身溢れる対応で、使い切れないほど部屋をもらったり、元橋への送迎バスの留置など色々便宜を図って頂いた。


 高高年の参加者に合わせて、リーダーを増やし、参加者の増加に合わせてバスを大きくした後で、キャンセルの発生があり、参加者19名の対して、リーダー4名でしたが、宿代も昔のままで、赤字にはならずに済みそうだ。赤と言えば、紅葉の赤と水道の蛇口から出た赤錆の水を思い出す。


 今回は2日目のコースが長くなり、高高年の参加者も多いので、班編成も崩して、気力・体力で平標山組と仙ノ倉組に分け、遅れが出ない様にしたが参加者の時間キープの協力があり、頭の中の予定タイムと遅れは数分であった。


 予定通り猿ケ京の温泉を出て、高速にのったが途中事故渋滞で、全然動かずサービスエリアから出られなくなってしまい一時は朝帰りになるのではと思ったが、渋滞解消後、大変スムーズに走り、首都高速を通って夜景を見ながら9時に横浜に着く事が出来た。


 仙ノ倉には参加者7名登頂、仙ノ倉の前峰で引き返し2名、平標山までが10名であった。

今回の応募者の平均年齢は65.5歳で、参加者の平均は63.8歳でした。


近年紫の参加者比率が高くなり(2年前の年間参加者の平均年齢歯62歳)、リーダーを増やすだけでなく、協会として安全指針の策定をしているが、登山教室で歩き始めてすぐに木の板で、滑ってひっくり返った人も、今回のハプニング当事者も若手の参加者であり、元気な高齢者もいて、一律年齢で判断出来ないのが難しい。


追記、平標山小屋には九州の箱入り焼酎2本を持ち上げました。


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